小学校で漁師などが特別授業「海づくり教室」 水産物の魅力や担い手不足の現状伝える 大分
全国豊かな海づくり大会の開催まで100日となった2日、JR大分駅前で記念のイベントが行われ、音楽グループ「globe」の2人が登場しました。
このイベントは2024年11月に県内で開催される全国豊かな海づくり大会への機運を高めようと行われたものです。
会場には大会ナビゲーターを務める音楽グループ「globe」のKEIKOさんとマーク・パンサーさんが登場しました。
◆点灯の掛け声
「全国豊かな海づくり大会、おんせん県大分大会に向けて出発点灯!」
2人は尾野副知事などと一緒にカウントダウンボードを点灯させると、大会までの残り日数「100」が表示されました。
この後行われたトークショーで2人が「ナビゲーターに就任できてうれしい」などと挨拶すると、会場の観客から大きな歓声があがっていました。
さて、この全国豊かな海づくり大会とはどのような大会なのでしょうか。
この大会は全国各地で毎年開かれているもので、2024年で43回目です。日本の食卓に安全でおいしい水産物を届けようと、水産資源を保護の大切さを広く呼びかけるとともに、漁業の振興と発展を図ることなどが目的です。
第1回大会の開催は1981年。
この時の開催地は佐伯市鶴見で、実は大会の歴史はここ大分から始まっていたのです。
当時、皇太子だった現在の上皇ご夫妻が訪れ、地元の漁業関係者と交流されました。
◆全国豊かな海づくり大会推進室高田淳史室長
「昭和56年、第1回大会が開催されて以降、作り育てる漁業というものを進めている。漁業の規制とか、魚の稚魚を放流する種苗放流というもので、水産の資源を増やそうという取り組みを行っている」
大分で2回目の開催となる今回の大会。開催に向けて子供たちが川にアユの稚魚を放流するなどの事前イベントが各地で開かれています。
関係者は大会を通じて県民の水産業への関心をさらに高めていきたい考えです。
◆全国豊かな海づくり大会推進室高田淳史室長
「大分の魚は全国の人からもすごく美味しいと言われている。大分県産の水産物を食べてもらい、もっと水産業を応援してもらいたいと思う」
全国豊かな海づくり大会は2024年11月9日と10日に行われます。